この記事の結論 NISAで個別株を買うメリットは、売却益や配当が非課税になり、好きな会社に投資できること。デメリットは、損益通算ができず、銘柄選びを間違えると損失が出やすいことです。個別株は銘柄ごとの差が大きいため、長期で持てる会社かを見極めることが大切です。
NISAを始めると、「投資信託だけでいいのか、個別株も買ったほうがいいのか」で迷う人は多いと思います。NISAで個別株を買うと、非課税のメリットを株式投資にも活かせますが、注意点もあります。
この記事では、NISAで個別株を買うメリット・デメリットを初心者向けに整理し、買う前に見るべきことまで解説します。
NISAで個別株は買える?
結論から言うと、NISA(成長投資枠)では日本株などの個別株を買えます。
NISAには、主に投資信託をコツコツ積み立てる「つみたて投資枠」と、個別株や幅広い投資信託を買える「成長投資枠」があります。日本株の個別銘柄を買いたい場合は、この成長投資枠を使うのが基本です。
つまり、NISAで個別株を持つことは十分に可能。あとは、メリットとデメリットを理解したうえで選ぶことが大切です。
NISAで個別株を買うメリット
売却益が非課税になる
通常、株を売って得た利益には約20%の税金がかかります。NISAなら、この売却益が非課税。値上がり益をまるごと受け取れるのは、大きなメリットです。
配当金も非課税にできる場合がある
NISAでは配当金も非課税にできます。ただし、配当の受け取り方法を「株式数比例配分方式」(証券口座で受け取る方式)にしている必要があります。受け取り方によっては課税されてしまうため、設定を確認しておきましょう。
好きな会社に投資できる
投資信託は中身をお任せする形ですが、個別株なら「応援したい会社」「事業に共感できる会社」を自分で選んで投資できます。
高配当株や成長株を選べる
配当を重視した高配当株、値上がりを狙う成長株など、自分の方針に合わせて銘柄を選べるのも個別株ならでは。非課税メリットと組み合わせると、戦略の幅が広がります。
NISAで個別株を買うデメリット
損益通算ができない
これがいちばん重要な注意点です。通常の課税口座なら、ある銘柄の損失を別の利益と相殺(損益通算)して税負担を減らせますが、NISAの損失はこれができません。NISAは「利益が出れば非課税」ですが、「損失が出ても税制上の救済はない」と理解しておきましょう。
損失面の注意は「NISAで損したときの注意点|損益通算できない点を初心者向けに解説」へ。
銘柄選びを間違えると損失が出る
投資信託と違い、個別株は1社の業績や不祥事の影響をダイレクトに受けます。選んだ会社が振るわなければ、当然損失が出ます。非課税でも、元本が減るリスクは消えません。
分散が難しい
個別株は1銘柄ずつ買うため、少額だと数社に集中しがち。1社に偏ると、その会社が下がったときの影響が大きくなります。投資信託のような手軽な分散はしにくい面があります。
短期売買には向かない場合がある
NISAの非課税メリットは、長く持つほど効いてきます。短期で売買を繰り返すスタイルだと、メリットを活かしきれないこともあります。
NISAで個別株を買う前に見るべきこと
個別株は銘柄ごとの差が大きいぶん、買う前の確認が結果を左右します。最低限、次の点は見ておきましょう。
- 業績(売上・営業利益)が伸びているか
- 財務(自己資本比率)が安定しているか
- 株価が割高すぎないか(PER・PBR)
- 配当目的なら、無理のない配当か(配当性向)
- 長期で持てる理由があるか
銘柄の見方の基本は「株の銘柄分析のやり方|初心者が買う前に見るべきポイント」へ。NISA特有のポイントは「NISAで日本株を買う前に見るべきポイント」へ。
初心者は投資信託と個別株をどう使い分ける?
初心者は、無理に個別株だけにする必要はありません。
分散を重視するなら、まず投資信託で土台をつくり、興味のある会社や配当株を個別株で少しずつ加える、という組み合わせも有力です。投資信託で安定、個別株で楽しみと戦略——という使い分けが、初心者には現実的です。
詳しい比較は「新NISAで日本株と投資信託どちらがいい?」へ。
よくある質問(FAQ)
Q. NISAで個別株を買うと配当も非課税ですか? A. 受け取り方法を「株式数比例配分方式」にしていれば非課税です。他の方式だと課税されることがあるため、設定を確認しましょう。
Q. NISAで損したらどうなりますか? A. NISAの損失は損益通算や繰越控除ができません。だからこそ、買う前の銘柄選びが重要です。
Q. 初心者は個別株と投資信託どちらがいいですか? A. 分散のしやすさなら投資信託です。個別株は銘柄選びが必要なので、まずは併用から始めるのも一つの方法です。
まとめ
NISAで個別株を買うメリット・デメリットを整理すると、次のとおりです。
- メリット:売却益・配当が非課税、好きな会社に投資できる、高配当株や成長株を選べる
- デメリット:損益通算ができない、銘柄選びで差が出る、分散が難しい、短期売買に不向きな場合がある
- 個別株は銘柄ごとの差が大きい
- 長期で持てる会社かを見極めることが大切
- 投資信託との併用も選択肢
NISAで個別株を買う前に、業績・財務・割安性を確認しましょう。まとめて確認したいときは、AIで整理してもらうのも一つの方法です。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。NISA制度の詳細は変更される場合があるため、最新の内容は金融庁や各証券会社の公式情報をご確認ください。株式投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


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