2023年1月の暗号資産ニュース
1. ビットコイン、11日連騰で2万ドル台を回復
2023年1月14日、ビットコインは11日連騰で2万ドル台を回復しました。これは、2022年11月8日以来の水準です。ビットコインが底値に達したとの期待や、インフレがピークを迎えたとの見方が広がったことが背景と考えられます。
2. コインベース、従業員の20%を解雇
2023年1月9日、暗号資産取引所大手のコインベースは、従業員の約20%を解雇すると発表しました。これは、暗号資産市場の低迷による業績悪化が背景にあるとみられます。
3. タイの新首相、暗号資産に積極姿勢
2023年1月10日、タイの新首相であるパラミット・ウォラノン氏は、暗号資産に積極的な姿勢を示しました。ウォラノン氏は、暗号資産を法定通貨として採用する可能性も示唆しており、タイの暗号資産市場の拡大が期待されます。
4. XRP、勝訴後の上昇分をほぼ失う
2022年12月20日、XRPの創業者であるクリス・ラーセン氏が、米証券取引委員会(SEC)を相手取った訴訟で勝訴しました。これを受けてXRPは急騰しましたが、その後は上昇分をほぼ失っています。
5. ゲーム特化型ブロックチェーンOasys、bitbankに上場決定
2023年1月31日、ゲーム特化型ブロックチェーンOasysは、ネイティブ暗号資産オアシス(OAS)の暗号資産取引所bitbankへの上場が決定したと発表しました。Oasysは、ブロックチェーンゲームの開発に特化した日本発の暗号資産プロジェクトです。
見解
2023年1月は、ビットコインが11日連騰で2万ドル台を回復したことが大きなニュースとなりました。これは、暗号資産市場の底入れ期待を高める材料となりました。また、タイの新首相の暗号資産への積極的な姿勢も注目されました。タイは、ASEAN(東南アジア諸国連合)の経済大国であり、暗号資産市場の拡大が期待されます。
一方で、コインベースの従業員解雇は、暗号資産市場の不透明感を示す材料となりました。また、XRPの勝訴後の上昇は、その後失速しており、暗号資産市場の不安定さがうかがえます。
今後の暗号資産市場は、インフレや金融引き締めなどの影響を受けると予想されます。また、規制当局の動向も注視が必要です。
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